巻頭特集は「南信州・伊那谷の山めぐり」。3000m級の山々が連なる中央アルプスと南アルプスに挟まれ、高低差が1000mもある伊那谷は、日本でもここだけしか見られない地形を有している。樹齢300年を超える一本桜が多く残り、冠雪のアルプスとの鮮やかなコントラストが楽しめる。その景色や伊那谷の里山の魅力を紹介する。
特別企画は「南信州名桜紀行」。南信州地域は全国でも珍しい名桜の宝庫。小説「桜守」の著者水上勉は「ひとつの町にこれほど多くの桜の古木があることは、非常に珍しいことだ」と語った。飯田市内に一本桜が多いのは江戸時代の初代飯田藩主脇坂安元や2代安政が桜の植樹を進めたことによるといわれる。また、天竜川沿いの両岸に山肌が迫り高低差があるため、桜の満開時期がそれぞれ異なり、飯田市と周辺町村にある100本以上の古木を1カ月にわたって楽しむことができる。
ほかにも「天龍峡大橋・そらさんぽ天龍峡」「南信州の伝統芸能」「YOU&Iターンのすすめ」など、南信州の魅力がぎゅっと詰まった一冊になっている。
地元の広告掲載スポンサー、三遠南信地域の観光協会、道の駅を中心に無料で配布している。
Webからも閲覧できます。下記からダウンロードしてください(PDF)。