「下伊那の書展」が開幕

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[ 2014年 5月 24日 土曜日 8時01分 ]

 地域や流派などを超え、多彩な書が一堂に会する「第12回下伊那の書展」(南信州新聞社・同実行委員会主催)が23日、飯田市小伝馬町の県飯田創造館で開幕した。同館301号室と201号室、ふれあい創造ギャラリーに201点の額装、軸装作品を展示している。市教育委員会と下伊那教育会、県高等学校書道教育研究会南信支部が後援。27日まで、入場無料。

 書の表現と鑑賞を通じて書の文化、芸術を支え発展させるとともに、愛好者のすそ野を拡大することを目的に開催。出品資格を限定せず一人1点、選考は一切行っていない。

 今回も飯田下伊那を中心に県内をはじめ北海道、関東、関西、東海地方など全国各地から出品があった。10―80代と年齢層が幅広く、初出品者が多い。愛好者から指導者、プロの書家まで、経験や流派、社中などにとらわれない多彩な作品がそろった。

 会場には、漢字やかな、篆刻、刻字などの力作が並ぶ。題材は古典や近現代詩、一文字書の他、自作の詩や日々の思いを表したものも。

 太く力強い線で書き上げた重厚な作品や、淡墨で流麗に仕上げたもの。書とともに絵を描いたり、文字そのものを絵画的に表現したものなど、趣向を凝らした作品も目立つ。プロもアマチュアも関係なく五十音順で展示しており、ことしは「た行」から始まっている。

 初日の23日は開場から多くの愛好者や出品者が訪れ、一点一点をじっくりと鑑賞したり、感想を語り合っていた。

 毎年鑑賞に訪れているという女性(高森町山吹)は「斬新な書があったり、額が凝っているものがあって目を引かれる。いろんな流派の書があって面白い。自分は出品していないけれど、毎年楽しみにしている」と語った。

 第1回展から毎年、夫婦で出品を重ねている男性(87)は「年をとると書が枯れて大変になってくる。(展示を)見ることで勉強させてもらっている」と話していた。

 開場は午前9時から午後6時(最終日は同3時)まで。展示作品は後日、南信州新聞紙上で順次紹介する。

 同展開催記念として24日午後1時半から、東京・台東区立書道博物館研究員の中村信宏さんによる講演会「中村不折の書画―書道博物館の所蔵品を中心に―」を飯田市仲ノ町の下伊那教育会館で開く。入場無料。

  

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