しらびそ高原で南ア国立公園開山祭

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[ 2014年 6月 7日 土曜日 8時54分 ]

 南アルプス国立公園の開山祭が6日、標高1918メートルのしらびそ高原=飯田市上村=であった。雲の合間から時折姿をのぞかせた標高3000―2000メートルの山々を前に、関係者ら30人が神事を執り行い、利用者らの安全を祈願。国立公園指定50周年を祝い、アルプホルンの演奏会も行った。

 実行委員会を構成する上村や南信濃地区の関係者らが出席。赤石や大沢岳を正面に祭壇を設け、神前に玉串をささげた。

 開山祭実行委員長の熊谷栄三郎・上村まちづくり委員長はあいさつで、国立公園指定50周年の節目に触れて「ことしは記念の年となり、例年より多数の入り込みが予想される」と強調。中高年層や若年女性の間で広がる登山やトレッキングブームを挙げて「経験が少なく、軽装で事故に巻き込まれる事例が増えているため、事故がないことを心から祈りたい」とし、行政に対してはアクセス道や山道の整備を求めた。

 神事に続き、松本市の松本アルプホルンクラブのメンバーたちが演奏会を開催。その後は、地元住民らが群生地の復活を目指している斜面でヤナギランの記念植栽も行った。

 午前10時の高原の気温は18・5度。ことしは雪深かったためか、高原近くには一部に残雪も見られた。

 昨年の高原の利用者は約7万人。うち南アルプスの登山者は4000人ほどで、聖岳(標高3011メートル)や光岳(標高2591メートル)などに登る玄関口として利用している。

 高原は南、中央、北の3アルプスを眺望できることから人気で、シーズン中は県内外から多数の観光客が足を運んでいる。

  

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