フラッシュ禁止で味わい深い祭り復活 阿南町新野の雪祭り

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[ 2018年 1月 15日 月曜日 15時57分 ]

見物客も熱い視線を注いだ幸法の舞

 国重要無形民俗文化財の阿南町新野の雪祭り(金田伸由宮司、勝野喜代始保存会長)は13日に幕開けし、メインとなる「お庭の儀」などが15日未明から早朝に掛けて伊豆神社境内で繰り広げられた。祭り保存会などは、今年から本殿神事でのフラッシュ撮影を禁止にし「味わい深い、本物の良さを体感して」と提案。温かみある常設の電灯色の中で神々が神秘的な舞を披露した。

 民俗芸能保存継承プロジェクトの一環で、一昨年から2年間にわたり一般客のフラッシュ撮影を禁止して記録保存撮影を行ってきた。「火の明かりが面(おもて)や衣装に照り映える昔の環境を復活させよう」と、撮影の指揮を執った飯田市美術博物館桜井弘人学芸員の提案もあり、今年は新たにLED照明を境内に6灯常設。それ以外の光源をやめて祭りを進めた。

 15日午前1時半過ぎ、消防団の青年たちが「ランジョウ、ランジョウ」と叫びながら「幸法の館」を丸太でたたき、神主が巨大たいまつに舟形で火をともすと、神々が登場する「お庭の儀」に入った。

 幸法や茂登喜(もどき)、お馬様とも呼ばれる競馬(きょうまん)が姿を見せると、海道下りや神婆といった物語仕立てのユニークな翁芸へと続き、山の神や異郷の神々が大地を踏み鎮めて1年の安全を予祝した。

 境内は県内外からの見物客で埋め尽くされ、初めて訪れたという飯田市鼎上山の男性(69)は「フラッシュの禁止で撮影は難しかったけど楽しめた。家に帰って撮った写真をじっくり見たい」と話していた。

  

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