ロンドン五輪 カヌーの矢沢決勝9位、日本勢初の快挙

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[ 2012年 8月 3日 金曜日 16時09分 ]

 ロンドン五輪のカヌー・スラローム男子カヤックシングルで、飯田市白山通り出身の矢沢一輝選手(23)=山田記念朝日病院=は、1日に行われた準決勝で9位に入り、この種目で日本勢初となる決勝進出を果たした。準決勝後、約45分のインターバルで行われた決勝では、気合いの入った表情で果敢に攻めたものの、104・44点で9位。目標にしていたメダルには届かなかった。優勝はイタリアのモルメンティ(93・43点)。

 この日、矢沢選手の地元、羽場公民館には、インターネット中継を見ながら声援を送ろうと、地区住民ら約40人が集まった。29日の予選を通過した15人で争われた準決勝は、冒頭中継がうまくつながらず、1番スタートだった矢沢選手の競技映像を見ることができないハプニングもあったが、つながった直後に表示された順位表で順位が確認できると、住民らは決勝進出を願い、残る選手の競技をその動向に一喜一憂しながら見守った。

 全選手が競技を終え、上位10人で行う決勝への進出が確定すると、会場には「よっしゃ~」「おめでとう」と大きな歓声が響き、拍手や万歳が繰り返されるなど、盛り上がりを見せた。

 準決勝後に早速作った「祝・決勝進出」の横断幕を掲げ、迎えた決勝。画面に矢沢選手が映し出され競技がスタートすると、「ロンドンにまで届け」とばかりに大きな声援が送られた。結果は残念ながらメダル獲得、入賞とはいかなかったが、会場からは「よく頑張った」「世界の9位。とてもすごいこと」と健闘をたたえる声が溢れた。

 会場で一緒に声援を送った矢沢選手の祖母(80)は、「決勝に進むと信じていた。帰ってきたらご苦労様と声を掛けたい」と、緊張感から開放されほっとした様子。先輩の雄姿を見つめた丸山小学校4年生の男子児童は、「精いっぱい頑張っている姿がかっこよかった」と、地元のヒーローを誇らしげに話した。

 応援実行委員会の林憲世委員長は「決勝まで進めたことをとてもうれしく思う。地域に元気をくれた。帰国後の報告会で会えることを楽しみにしている」と笑顔を見せた。

 矢沢選手は北京に続き2大会連続で五輪に出場。北京では緊張から力を十分に発揮することができずに予選敗退。悔しさをバネに臨んだ今大会では、日本勢初の決勝進出を果たし、4年間の着実な成長を示した。

  

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