例年の3倍の数確認

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[ 2021年 6月 11日 金曜日 15時56分 ]

 飯田市上郷黒田の野底山森林公園で、日本の固有種で県の希少野生動植物(レッドリスト)に登録されているモリアオガエルの産卵が始まった。繁殖地の「池ノ平カエル沼」(県天然記念物)の水面に張り出した樹木には果実のようにいくつもの卵塊がぶら下がっており、11日現在で約35個が確認されている。

 同日は公園の維持管理を手伝う「モーリーの森応援隊」(佐々木久好隊長)主催のポールウオーキングが行われ、参加者約20人がカエル沼まで足を運んだ。遊歩道から間近で卵塊が観察でき、参加者らは興味深そうにスマートフォンやデジカメを向けていた。

 初めて見たという飯田市駄科の女性(68)は「わたあめみたいでかなり大きくびっくりした。泡の塊が木の上からぶら下がり、中からオタマジャクシが生まれてくるなんて不思議」と話した。

 野底山のモリアオガエルは例年6月ごろ、カエル沼や八王子神社の池の周辺に集まって、水面の上に伸びた枝先に卵塊を産み付ける。

 卵塊は直径約15センチほどの白い泡状で、約300粒の卵が包まれているという。ふ化して水中に落ちたオタマジャクシは、成長してカエルになると池沼を離れ、標高の高い場所へ移動して生活する。

 管理事務所などによると、今年は例年よりやや早い5月末から卵塊が確認され、数も3倍近いという。

 カエル沼に続く林道は通常閉鎖されており、観察する場合は管理事務所に申し出る。問い合わせは管理事務所(電話0265・22・0915)へ。

◎写真説明:カエル沼で確認されたモリアオガエルの卵塊

  

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