大鹿中で40年目の歌舞伎公演 伝統の技勇ましく

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[ 2015年 9月 29日 火曜日 16時12分 ]

 大鹿村大鹿中学校は27日、全校生徒22人による歌舞伎公演を同校体育館で開いた。体育館ステージに特設した舞台で一丸となって練習の成果を披露すると、来場した村民から拍手が送られた。

 約300年の伝統がある大鹿歌舞伎(国選択無形民俗文化財)を継承する活動の一環。総合的な学習の時間を利用し、村民でつくる大鹿歌舞伎保存会の指導で4月から稽古を重ねてきた。

 演目は、戦国大名織田信長の家臣だった明智光秀の謀反から滅亡までを描いた「絵本太功記 尼ケ崎の段」。生徒たちは役者、太夫、黒子の3つのグループに分かれ、このうち役者は台詞を覚え、夏休みの期間中には小道具を使って所作を身に付けた。

 大人の歌舞伎同様、きらびやかな衣装に着替え、念入りに化粧を施した。やや緊張した表情を見せながらも舞台に進むと、家族や住民、観光客ら約400人の来場者から大きな拍手。見せ場で役者が見えを切るたび歓声が上がったり、おひねりが飛んだ。物語がクライマックスに近づくにつれ舞台上は無数のおひねりで埋まった。

 またこの日は、同校と長年交流がある中川村の中川中学校の生徒も駆けつけ、伝統の芝居をゆったり楽しんでいた。

 同校によると、中学生の歌舞伎公演は大河原、鹿塩両中の統合で大鹿中となる前の1975(昭和50)年に鹿塩中で始まり40回目。生徒数の減少に伴い、2009年度からは全員参加となっている。

 大鹿歌舞伎保存会長の柳島貞康村長は「公演をきっかけに、大人になっても関心を持ち続けてほしい」と期待を寄せた。

  

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