「おいでなんしょ寄席」弟子4人と柳昇さん回顧

文化・芸能

[ 2009年 11月 11日 水曜日 15時07分 ]

 第33回おいでなんしょ寄席「春風亭柳昇七回忌追善興行」(南信州新聞社、飯田文化会館、同実行委員会主催)が9日夜、飯田市公民館で開かれた。約400人が来場し、春風亭昇太さんら4人の落語と、1995年春の第13回公演に出演した柳昇さんをしのぶ座談会を楽しんだ。

 昇太さんは「笑点」や結婚にまつわる楽しいエピソードをたっぷり語ってから、独特のアレンジを効かせた「時うどん」をテンポよく披露。文字通りの爆笑を何度となく誘った。

 同落語会への出演を誰よりも喜んだという昔昔亭桃太郎さん(小諸市出身)は、トリを担当。とぼけた顔と落ち着いた声で「私は落語家にしてはいい男だ」と切り出すと、得意のしゃれや駄じゃれに続いてオリジナル落語「裕次郎物語」と古典の「勘定板」で沸かせた。

 開口一番の昔昔亭健太郎さん(駒ケ根市出身)は、飯田に関するキーワードや方言を多用しながら「のっぺらぼう」を演じ、寄席の踊り「かっぽれ」もサービス。左近師匠が目をかける瀧川鯉朝さんは「置き泥」を好演した。

 柳昇さんをしのぶ座談会で左近さんと門弟4人は「ほんわかとして、優しいおじいさんというイメージだったが、内面は厳しかった」「ある面では立川談志一門より厳しかった」などと回想。軍隊を経験した柳昇さんと一緒に米軍キャンプを見たという昇太さんに「昇太、日本は占領されている。次は負けない」と話したことなど、楽しいエピソードが語られた。

 阿智村での公演に合わせて帰省し、楽屋を訪れた飯田出身の橘家圓十郎さんも特別出演し、若手に祝儀を弾んだ柳昇さんの優しい一面を語った。

 昇太さんは終了後「落語を聴き慣れているからとてもやりやすかった」と飯田の印象を語った。

  

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