「オケ友」音楽クリニック 200人が学びの成果を披露

文化・芸能

[ 2012年 5月 8日 火曜日 15時45分 ]

 「オーケストラと友に音楽祭」で、地元音楽家を対象にした音楽クリニックの成果発表演奏会が4日、飯田市高羽町の飯田文化会館で開かれた。プロの演奏家に指導を受けた受講生約200人が出演し、講師とともにクリニックで学んだ成果を披露した。

 音楽クリニックは音楽祭の柱の一つ。ことしは小学生から一般まで、6コースに計193人が参加。4月から各コースで設定された課題曲の練習を行い、名古屋フィルハーモニー交響楽団の楽団員や指揮者の円光寺雅彦さんの指導を受けてきた。

 演奏会には5コースが出演。各コースの発表の合間には、講師の名フィル団員や受講生へのインタビューも行われた。

 一般のアマチュア奏者によるアンサンブルコースでは、フルート三重奏、木管五重奏と八重奏、サクソフォン四重奏、金管五重奏が発表。高校生がメーンとなった弦楽器スタンダードコースは、モーツアルトのディベルティメントを軽快に響かせた。

 幅広い年代が参加した弦楽器初心者のためのオーケストラコースでは、円光寺さんの指揮の下、弦楽器スタンダードコースや管打楽器奏者とともに「水上の音楽」を演奏。さまざまな楽器で行う合奏の楽しさを味わった。

 中学生吹奏楽コースは、バレエ組曲「コッペリア」から楽しげなワルツと躍動感あふれるチャールダッシュを披露。高校生吹奏楽コースは、リードのエル・カミーノ・レアルを。始めから早いテンポで展開し、静かにゆったりとした場面を奏でながら、最後には華々しくフィナーレ。会場からは受講生の演奏を称える大きな拍手が起こり、アンコールとして再び高校生の演奏が行われた。

 山本小学校3年の男子児童(9)は、弦楽器初心者対象のコースを受講。児童の父も、アンサンブルコースでホルンを学んだ。自分の発表について「まちがえずにできた。いろんな音が混ざり合って楽しかった」とし、「大きくなったら親子で一緒にステージで演奏したい」と笑顔を浮かべた。

 弦楽器初心者コースと中学生・高校生の吹奏楽コースで指導と指揮を行った円光寺さんは「弦楽器初心者はひとりで練習してもいい音はなかなか出ない。管楽器などと合奏すると楽しいと思えるのでは。中学生吹奏楽コースは積極的に練習してくれた。高校生のコースには難しい曲をあえて選んだが、みんな熱意を持ってこたえてくれた。すばらしい演奏だった」とし、「いまはのびる時期。限界を決めず、のびるだけのびてほしい」と、受講生に呼び掛けていた。

  

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