「下伊那の書展」開幕、多彩な200点を一堂に

文化・芸能

[ 2013年 5月 25日 土曜日 13時47分 ]

 地域や流派を超え、多彩な書が一堂に会する「第11回下伊那の書展」(同展実行委員会、南信州新聞社主催)が24日、飯田市小伝馬町の県飯田創造館で開幕した。同館301号室と201号室、ふれあい創造ギャラリーに額装、軸装作品約200点を展示している。市教育委員会と下伊那教育会、県高等学校書道教育研究会南信支部が後援。28日まで、入場無料。

 書の表現と鑑賞を通じて書の文化、芸術を支え発展させるとともに、愛好者のすそ野を拡大することを目的に開催。在住者も含め出品資格を限定せず一人1点、選考は一切行っていない。

 今回も県内をはじめ北海道や関東、関西、東海地方など、全国各地の愛好者から県外で活躍するプロの書家まで、経験や流派、社中などにとらわれない多彩な作品がそろった。

 ことしは地元からの初出品者が増え、よりバラエティーに富んだ内容に。行書や草書、金文体、かな、絵画のようにデザイン化された文字、篆刻など、趣向を凝らした力作が並ぶ。

 題材も古典から現代詩まで幅広い。家族をテーマに創作した詩を素朴に表現した書、かすれやにじみが美しい一文字書。なかには東日本大震災をテーマにした作品も。プロ・アマチュア関係なく五十音順で展示しており、ことしは「さ行」から始まっている。

 初日の24日も愛好者らが訪れ、一点一点じっくりとながめたり、仲間と感想を語り合いながら鑑賞していた。

 市内から訪れた70代の女性は「出品したことはないけれど、自分でも書をやっているのでよく見にきている。いろんな人がいろんな書を出していて楽しい」と話した。

 第1回展から毎年出品している飯田市山本の男性(74)は「最初の頃よりは上手になって、少しずつ自分の腕が上がってきているのを感じる。賞をつけないので、気楽に出せるのがいい」と語っていた。

 開場は午前9時から午後6時(最終日は同4時)まで。

  

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