「公演楽しみに待って」

文化・芸能

[ 2020年 6月 29日 月曜日 16時49分 ]

 新型コロナウイルス感染症の流行で、3月から活動を休止していた飯田下伊那地域のアマチュア演劇集団「演劇宿」は6月、稽古を再開した。7月に予定していた公演を延期し、開催時期の見通しは立っていないが、公演実現を目指して練習に励んでいる。

 演劇宿は、飯田文化会館が1993年度から実施した市民構成劇創作事業によって発足。劇作家・演出家のふじたあさやさん(神奈川県川崎市)の指導を受けながら活動している。

 昨年から、泰阜村出身の歌人・金田千鶴(ちづ)を取り上げた「翔ぶ!~金田千鶴の生きた道~」の公演を計画し、地域の演劇や合唱経験者らも参加して、約30人で稽古を進めてきた。

 当初3月の公演予定だったが、感染拡大防止のため7月に延期することに。集まって稽古することもできなくなり、5月まで活動を休止して、ふじたさんとメンバーがSNSでやり取りしながら、今後について話し合った。

 公演予定日が近づいても感染症終息の見通しが立たないことから、6月初めに再延期を決定。振り替え公演日は未定だが、作品に関わりたいと新たに加わったメンバーもいたことから、稽古を再開することにした。

 公演会場の同館ステージで練習。再開後3回目の練習日だった26日には、時間をかけてストレッチを行った後、歌を中心とした練習に取り組んだ。感染防止を心がけ、音合わせを行う時はマスクを着用。全員で合唱する際は一列になり、同じ方向を向いて声を響かせた。

 語りの部分も交えながら、音を少しずつ確かめて合唱。今秋の伊那谷文化芸術祭で発表予定の、金子みすゞを題材にした作品の歌も練習した。

 メンバー同士で聞き合い「音を伸ばしすぎ」「楽譜では歌詞だけでなく音を確認して」などと呼び掛けた。男声と女声のハーモニーにも気を付けながら、それぞれの歌に取り組んだ。

 「翔ぶ!」の舞台監督で、千鶴の兄を演じる木下義美さん(54)=飯田市座光寺=は「休止中も各自で練習していたが、どうしてもブランクがあるので、体から覚えさせようと取り組んでいる」と語った。

 延期が重なって、仕事や家庭の事情で参加できなくなったり、感染症の流行で仕事に影響を受けたメンバーもいるが「チケットを買っていただいた方や関係機関、スタッフのためにも、必ず公演する。今はいつとは言えないが、その日を楽しみにして待っていただきたい」と話していた。

 8月には、ふじたさんや作中の音楽を担当した吉岡しげ美さんが来飯して指導。来年3月以降の公演を目指し、稽古に取り組む。

 演劇宿では「翔ぶ!」のキャスト・スタッフや入団希望者を随時募集している。稽古の見学も受け付け。問い合わせは同館(電話0265・23・3552)へ。

◎写真説明:マスクを着けて稽古(飯田文化会館で)

  

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