「大鹿歌舞伎」秋の定期公演~伝統の地芝居に酔う~

文化・芸能

[ 2013年 10月 22日 火曜日 10時30分 ]

 大鹿村に約300年前から伝わる国選択無形民俗文化財「大鹿歌舞伎」の秋の定期公演が20日、同村鹿塩の大鹿中学校体育館で開かれた。県内外から約1300人が来場。伝統の地芝居ならではの情趣に酔い、舞台と客席の一体感を楽しんだ。毎年10月の第3日曜日に実施。前日から続く雨の影響で、当初予定していた市場神社の会場は変更された。

 この日の上演外題は、「太平記」の世界に討ち入りの物語を当てはめた「忠臣講釈 幕図 宅兵衛上使の段」と、6人の千両役者が登場する平家滅亡の後日談「六千両後日文章 重忠館の段」。「忠臣講釈―」は10年ぶりの上演となり、「六千両―」は同歌舞伎を題材にした映画『大鹿村騒動記』でも扱われた大鹿村のみに残る貴重な外題で、注目を集めた。

 上演中には、きらびやかな衣装をまとった役者の所作が決まると、客席から掛け声が起き、大見得を切る場面では拍手とともにおひねりが飛んだ。「六千両―」では、少女が演じる捕われの身の六代御前が花道に登場する場面で熱狂。一斉に歓声が上がり、あふれんばかりのおひねりが飛び交った。

 午前8時に開場。映画『大鹿村騒動記』を見て興味を持ち、松本市から初めて訪れたという女性は、同8時半に会場に到着した。席を確保した後で市場神社などを巡って開演に。「お客さんが多いのに驚いた。“おやま(女形)”さんがとてもきれいでした」と歌舞伎の感想を語った。

  

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