長野県出身者を起用し、県内で撮影した青春ミステリー映画「瞬間の流レ星」の上映が6月29日、飯田市中央通りのセンゲキシネマズで始まり、主題歌を担当した同市在住のシンガーソングライター、タテタカコさん、出演者の勇翔(ゆうひ)さん(BOYS AND MEN)らが舞台あいさつした。
脚本を読んで主題歌「笑った顔」を書き下ろしたタテさんは「すごく純粋だったかつての自分、小学生の頃の友達を思い出し、登場人物の心持ちと一緒に自分の記憶をたどるような機会をいただいた」と振り返った。
主人公(増田有華さん)の仲間を演じた勇翔さん(上高井郡高山村出身)は「長野県を盛り上げたいと思っているので、映画を通して地元の魅力を知ってもらえてうれしい。謎を解きながら見て」と話した。
主人公の父親を演じたマンモウ飯田さんは「正解なのか不正解なのか、かすんでいた部分が最後にはっきりし、温かい涙が流れる映画になった」とまとめた。
上映会後にはタテさんのロビーコンサートもあり、主題歌や県内ゆかりの曲を中心に演奏した。
「瞬間の流レ星」は高校時代のトラウマを抱えた主人公の女性が、6年ぶりに再会した仲間たちと謎の指令に翻ろうされ、隠された真実を知るという作品。
同館では7月4日まで上映する。