「菊慈童」など朦朧体作品 美博の春草常設展示 28日まで

文化・芸能

[ 2018年 10月 18日 木曜日 15時30分 ]

朦朧体の作品を展示(市美術博物館で)

 飯田市美術博物館菱田春草記念室の第9期常設展示「《菊慈童》と朦朧(もうろう)体の研究」は28日まで、追手町の同館で行われている。菱田春草(1874~1911)の代表作「菊慈童」(1900)を中心に、明治30年代初頭に取り組んだ朦朧体の作品や資料など23点を展示している。

 朦朧体は、日本画に西洋の写実性を導入するため筆線を排除し、色彩をぼかすことで空間を表現する手法で、日本画の近代化を目指した春草の師、岡倉天心の指導によって試みたもの。

 春草は古代中国、菊の霊力で不老長寿を得た少年の物語を題材にした「菊慈童」で朦朧体に取り組み、奥深い山中の風情を表現して絵画共進会に出品したが、色彩の濁りなどを批判された。

 会場には作品とともに、日本画の精神性を保ちつつ西洋の写実法や遠近法、陰影法を導入するよう呼び掛けた天心の講義録や、朦朧体を批判した絵画共進会の批評集などを展示。

 批判を受けた後、色彩の純化を志向した春草が、単色による澄んだ色調を用いて描いた「牧童」(未完成)や、モチーフの構成によって遠近感を表した「雨後の山」(同)なども並べている。

 開館は午前9時半から午後5時(入館は同4時半)まで。月曜日と祝日の翌日は閉館。観覧料は一般310円、高校生200円、小中学生100円で、20人以上は団体料金。問い合わせは同館(電話0265・22・8118)へ。

  

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