いいだ人形劇センターと今田人形座が人形劇上演

文化・芸能

[ 2019年 6月 3日 月曜日 15時50分 ]

 NPO法人いいだ人形劇センターと飯田市龍江の今田人形座は2日、共同制作した人形劇「ゆきをんな」を、同市松尾代田の飯田女子短期大学講堂で上演した。人形浄瑠璃と現代のせりふや音楽、照明効果を組み合わせ、伝統と現代を融合させた舞台で観客を魅了した。

 伊那谷の伝統人形芝居と、カーニバルから40年続く人形劇の経験を生かし、飯田だからできる人形劇を作ろうと、2018年から企画した。市内の音楽や演劇関係者、舞台照明家らが参加して、新しい人形舞台を目指した。

 小泉八雲の「雪女」を原作とし、同NPOの高松和子理事長が台本を手掛けた。

 今田人形座の人形遣いと浄瑠璃、三味線をベースに、白井明美さんが語りを担当。男と女で声の高さを変え、雪女が怒る場面では声を震わすなど、登場人物の心情を抑揚のある語り口で伝えた。

 音楽は、桑原利彦さんがギターやキーボードなどを使って作曲・演奏を担当。洋楽器を野村梧童さんの尺八や、井口明美さんの劇中歌と組み合わせ、場面の雰囲気を醸し出していた。また、齋藤秀一さんが照明や映像を担当し、光で情景を演出した。

 高松理事長は「新しい芝居をという発想で、全て手作り。色んな分野の人が一つの作品の中で、力を発揮する面白さがあった」と語り、桑原さんは「浄瑠璃と現代楽器は調和すると改めて分かった。現代のものは伝統とつながった所にあると感じた」と話した。

◎写真説明:洋楽器や照明効果などで浄瑠璃を演出した

  

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