日本最大の人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ2019」(フェスタ実行委員会、飯田市、市教委主催)が7月31日、飯田市で開幕した。国内外からプロ・アマチュア300劇団以上が参加。5日まで、飯田下伊那各地で約500ステージを繰り広げる。
初日31日には、吾妻町の市公民館でオープニングセレモニーを開催。子どもたちが開幕を宣言し、今年のポスター・ワッペンデザインをイメージした手袋をはめて、イメージキャラクター「ぽぉ」と一緒に元気にダンスした。
4年ぶりにフェスタで再演される、NPO法人いいだ人形劇センタープロデュース作品「人魚姫」の参加者も加わり、人形を手にダンスを披露した。
あいさつに立った原田雅弘実行委員長は、昨年フェスタが20回目を迎えたことを振り返り「20回で終了した前身の人形劇カーニバル飯田を超え、フェスタとしての色を出していかねばならないと感じる」と語った。
今年は交流を重視し、人形に触れたり劇人から話を聞いたり、舞台裏を見学するといった企画を各公演で進めていることを挙げ「いろんな角度から人形劇の楽しさを味わって」と呼び掛けていた。
続いてオープニング公演を開催。愛知県日進市の劇団「ほんわかシアター」がミニコンサートを披露し、ノルウェー民話「三びきのやぎのがらがらどん」を上演した。
フェスタ期間中は同館と飯田文化会館、飯田人形劇場、鼎文化センターをはじめ各地の公民館や学校、保育園など飯伊地域のさまざまな会場で公演が繰り広げられる。多くの公演は参加証ワッペンで見ることができる。
参加証ワッペンは3歳以上700円で、全公演共通。公演会場でも販売している。フェスタ期間中の問い合わせは本部インフォメーション(電話0265・53・3260)へ。
◎写真説明:子どもたちや「人魚姫」メンバーがダンス