お練りに向け橋北屋台囃子がお披露目

文化・芸能

[ 2016年 2月 9日 火曜日 9時52分 ]

 3月25~27日に開催される飯田お練りまつりに今回初めて出演する「橋北屋台囃子保存会」(牧野仁志会長)は7日、飯田市橋北公民館でお囃子の演奏会と新調した法被のお披露目を行った。多くの地区住民らが見守る中、本番で披露する3曲を演奏。ダイナミックな動きに力強い音、笑顔で発せられる軽快な掛け声に、聴衆からは大きな拍手が送られた。

 橋南地区にはかつて伝馬町、桜町の5カ町に本屋台があり、小伝馬町、浜井町、大王路にも屋台があった。江戸時代後期から大正時代までは、お練りまつりといえば現在のように獅子舞が多くを占めるものではなく、橋南地区も含め、屋台をひいて街なかを練り歩き、お囃子を奏でたり出し物を繰り広げるのが中心だったという。

 電線の普及により本屋台などの引き回しができなくなったことに加え、飯田大火で屋台が焼失した以降は、お練りまつりにおいて橋北地区独自の出し物はなく、商栄会が会津の芸子衆を招いて白虎隊の演舞をメーンとしてきた。

 そうした中2010年、「かつて披露していた勇壮絢爛な踊りや演奏を、飯田お練りまつりで復活させたい」と、「橋北地区伝統文化保存継承プロジェクト」が発足。牧野会長宅に残っていた1962年当時の伝二(伝馬町2丁目)囃子保存会によるお囃子の録音テープと、市美術博物館に保管されている譜面を基に、和太鼓演奏者の塩原良さんの協力で「青龍」という曲を復活させ、横笛と太鼓によるお囃子の練習を続けてきた。

 今回のお練りまつりでは、この「青龍」に加え「新しい曲にも挑戦し、未来に継承していきたい」と、塩原さん作曲の「橋北新囃子」、「杜の祭音」の3曲を披露。小学生を中心に、地区住民と塩原さんが講師を務める太鼓演奏団体「杜の学校」のメンバー計40人余りで参加する。

 牧野会長は、「お練りまつりへの参加が決まり、演奏もようやく形になってきた。感慨深いものがある。将来的な屋台の復活も見据え、お練りまつりでは良い演奏を披露し、多くの人に橋北の屋台囃子を知ってもらいたい」と力を込めた。

  

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