かぐらの湯で短縮版公演 「霜月祭り」の魅力存分に

文化・芸能

[ 2014年 3月 4日 火曜日 12時47分 ]

 飯田市上村、南信濃に伝わる国重要無形民俗文化財の湯立神楽「遠山の霜月祭り」の特別公演が2日、南信濃和田の道の駅「遠山郷かぐらの湯」であった。和田の保存会が夜通しで行う祭りを短縮版のダイジェストとして披露。県内外から足を運んだ約150人を魅了した。

 国の重要無形民俗文化財に指定される伝統芸能を観光客に知ってもらおうと、市南信濃振興公社と遠山郷観光協会が主催し、2006年から毎年開いている。

 かぐらの湯の大広間に湯釜や中殿飾りなどで装飾した手作りの舞殿を設け、和田霜月祭り保存会が舞を演じた。

 湯釜を囲み、装束舞のふみならしの舞、扇剣の舞などを次々と舞って湯立てを行うと、太鼓の響きに合わせて水の王が登場して湯切り。会場が清められると、多彩な面(おもて)が次々と登場し、聴衆を沸かせた。

 保存会の鎌倉直衛会長が手順やその意図を解説。本番では聞けない詳しい説明に、納得した表情でメモをとる参加者の姿もあった。

 ことしの特別公演は今回が最後。公社はこのほか、南和田の遠山天満宮を舞台にした観光客向けの公演も随時行っている。

 公社の山崎徳蔵支配人は「回数を重ねるごと、来場者が増え、県外からツアーを組んでくれる業者も増えてきた。祭りとともに遠山郷観光の魅力が広がってくれれば」と期待を寄せていた。

  

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