アンサンブル・ファンファール」が「はるコン。10」開く

文化・芸能

[ 2011年 4月 29日 金曜日 16時24分 ]

 愛好者でつくる「アンサンブル・ファンファール」(今村哲久代表、49人)の「はるコン。10」がこのほど、飯田市高羽町の飯田文化会館ホールで開かれた。今回は東日本大震災復興支援チャリティーコンサート。会場を訪れた430人が音楽を楽しみ、被災地に思いをはせた。

 演奏曲は、希望や力を与えられるようなものを選んだ。日本初演となる「Of kingdom and glory」は雄大、勇壮なイメージ。大序曲「1812」では、ドラムを大砲に仕立てて演奏するなど、工夫を凝らした演出で観客を楽しませた。

 大阪交響楽団トロンボーン副首席奏者・矢巻正輝さんを迎えたステージでは、ファンファールのアドバイザー・八木澤教司さんが矢巻さんのために作曲したという「ヴォカリーズ」を演奏。トロンボーンのソロが映える、「楽器の枠を超えて歌のように美しい曲」(矢巻さん)だ。

 プログラムの合間、今村代表は震災によってコンサートを中止させるか悩んだが「音楽の力は何よりも強い」と予定通り開催したことなどを来場者に説明。「言葉の意味は強い。歌詞の力、音楽の力として包んで届けたい」と、飯田風越高校吹奏楽部と茅野市立永明中学校吹奏楽部をコーラスに迎え、「あすという日が」を演奏した。生きることのすばらしさ、幸せや明日を信じる心を歌ったこの曲に、観客は静かに聞き入っていた。

 団員から集めた物資を被災地に届けたという今村代表は「自宅などが流された状況の中でみんな明るく前向きにやっていて、こちらが元気をもらってきた」と現地の印象を語り、「一緒に暗くなるのではなく、心の中で力強いものを持ち続けて共有したい。その後、震災から立ち直る心を持てたら」と話していた。

 会場では募金活動も行われ、多くの義援金が集まった。今村代表は27日、市社会福祉協議会を通じて18万8000円を被災地へ送った。

  

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