オケ友 小学生向け企画「音楽ひろば」開催

文化・芸能

[ 2018年 5月 1日 火曜日 15時26分 ]

子どもたちの合唱隊も出演したコンサート

 「オーケストラと友に音楽祭」の一企画「小学生のための音楽ひろば」は4月30日、飯田市高羽町の飯田文化会館で開かれた。多くの小学生と保護者が訪れ、楽器を体験したり、地域の愛好家とプロによる演奏を楽しみ、オーケストラの魅力を味わった。

 2016年に始まった小学生向け企画。オーケストラを編成する10種類の楽器を体験する「楽器とあそぼう」、地元アマチュア演奏家によるロビーコンサート「どれみてみ」、クラシックの良さを楽しむ演奏会「オーケストラのおと」を行った。

 楽器体験では、同音楽祭音楽クリニックの高校生受講者を中心に、地元音楽団体有志らが、それぞれの楽器の持ち方や音の鳴らし方などを指導した。

 子どもたちは「どれにしよう」「弦楽器がいい」など、きょうだいや友だちと相談しながら各楽器のコーナーに並び、体験を心待ちに。高校生らに支えられながら楽器を持ち、音を鳴らすコツを教えてもらいながら取り組んだ。

 息を吹き込んでも音が出なくてとまどう姿もあったが、高校生に励まされながら思い切り吹いたり、弦楽器の弦を弓で弾いて大きな音を鳴らすと「すごい」「上手だね」と、一緒に笑顔を浮かべて喜んでいた。

 体験後には、保護者と感想を語り合ったり、地元音楽団体など3組によるミニコンサートを楽しんだ。

 「オーケストラのおと」には、飯田交響楽団と名古屋フィルハーモニー交響楽団でつくる「いいなぁオーケストラ」が出演。飯田交響楽団の中村真太郎さんが指揮を務め、6曲を演奏した。

 エルガーの「威風堂々」は勇壮に、モーツアルトの交響曲第40番第1楽章はどこか不穏なイメージで。曲の特徴や聞き所について解説しながら、クラシックの名作を繰り広げた。

 ハイドンのチェロ協奏曲では、市内出身のチェロ奏者・三矢憲幸さんがソロを務め、しなやかな音色を響かせた。三矢さんは「チェロは人の声に近い音域を持つといわれている。落ち着いたいい音が出る楽器。興味を持ったらぜひ始めてみて」と呼び掛けた。

 ことしは初めて、学校や地域の団体で合唱に取り組む子どもたちによる「音楽ひろば合唱隊」を結成。小学生から高校生まで約80人が、オーケストラにあわせて「翼をください」をみずみずしく力強く歌い上げていた。

 丸山小4年の原優子さん(9)は、音楽ひろばのイベントと合唱隊に参加。「楽器体験ではいろんな弦楽器をやってみて、すぐ音が出て簡単だった。合唱では緊張したけど、オーケストラの音が迫力があって歌うのが気持ちよかった。来年もできたら参加してみたい」と話していた。

  

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