オケ友・クリニックコンサート開く

文化・芸能

[ 2019年 5月 5日 日曜日 13時21分 ]

 「オーケストラと友に音楽祭」の一企画「クリニックコンサート」が4日、飯田市高羽町の飯田文化会館で行われた。音楽クリニックで名古屋フィルハーモニー交響楽団員から指導を受けた、飯田下伊那地域の小学生から一般まで、計5コースの約180人が講師と一緒に学びの成果を発表した。

 クリニックは音楽祭の柱の事業の一つ。3月から順次事前練習を開始し、名フィル団員や、今年オケ友指揮者に就任した同団正指揮者・川瀬賢太郎さんらの指導を受け、課題曲を通して楽器演奏の基礎などを学んできた。

 一般アマチュア奏者によるアンサンブルコースでは、ホルン4重奏とフルート6重奏、クラリネット7重奏、11人によるサクソフォンアンサンブルの計4組が発表。

 じっくりと音色を聞かせたり、かけ声を上げてリズミカルな音色を響かせ、講師と一緒に作り上げた音楽を披露した。

 弦楽器初心者合奏コースは、経験者による弦楽合奏コースと「君をのせて」を情感たっぷりに演奏した。弦楽合奏は、名フィルコンサートマスターの田野倉雅秋さんのリードで「シンプル・シンフォニー」を発表。

 全員で弦を指で弾いて演奏する特徴的なパートを織り交ぜ、叙情的な旋律からエネルギッシュなメロディーを繰り広げた。

 中学生と高校生の吹奏楽コースは初めて、川瀬さんの指揮で発表した。中学生は「アルセナール」を勇壮で華やかに。序曲「バラの謝肉祭」では厳かなメロディーから晴れやかで躍動的な音色を響かせ、力強く終曲した。

 高校生吹奏楽は、じっくりと音を紡ぎながら「主よ人の望みの喜びよ」を演奏した。序曲「春の猟犬」は華々しく音色を響かせた後ゆったりと展開。徐々にメロディーが高まっていき、エネルギッシュにフィナーレを迎えると、盛んに歓声や拍手が送られた。

 あいさつに立った川瀬さんは「各コースの受講生のレベルが高くびっくり。実行委員など音楽祭を支える皆さんを見ても、ここは本当に音楽の町だと感じた」とし、「1回の発表で終わらせるのはもったいない」と、「春の猟犬」の一部を再度披露した。

 高校生吹奏楽コースに初めて参加した飯田OIDE長姫高2年の松尾大紀さん(16)は、打楽器を担当。「練習がつらくて大変だったけど、本番の出来はよかったと思う。川瀬さんの指揮はのりやすくて、皆で楽しくできた」と話していた。

◎写真説明:オケ友の舞台で初めて指揮した川瀬さん

  

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