オケ友閉幕 220人がクリニック成果発表

文化・芸能

[ 2016年 5月 9日 月曜日 11時15分 ]

オーケストラ体験コース 「オーケストラと友に音楽祭」が4日、閉幕した。最終日には、地元アマチュア演奏家がプロから学ぶ「音楽クリニック」の成果を披露する「クリニックコンサート」を、飯田市高羽町の飯田文化会館で開催。名古屋フィルハーモニー交響楽団から指導を受けた、小学生から一般までの受講生約220人が出演し、講師とつくり上げた音楽を発表した。

 

 音楽クリニックは音楽祭の柱の事業の一つ。計5コースが設けられて2月から事前練習を開始し、名フィル団員や同団正指揮者の円光寺雅彦さんの指導を受けながら、課題曲などに取り組んできた。

 

 一般のアマチュア奏者によるアンサンブルコースでは、フルート4重奏とクラリネット4重奏、木管5重奏2組、サクソフォン3重奏、金管5重奏、クラリネット8重奏の計7組が発表。受講生で設定した曲に取り組み、響きを調和させながら少人数のアンサンブルを披露した。

 

 弦楽器初心者や地元管打楽器奏者によるオーケストラ体験コースは、昨年に続いて「ラデツキー行進曲」を弦楽合奏コースと発表。円光寺さんの指揮で、力強くリズミカルなメロディーを演奏した。弦楽合奏コースは、名フィルコンサートマスターの日比浩一さんのリードで「リュートのための古風な舞曲とアリア」第3組曲を情感たっぷりに奏でた。

 

 中学生吹奏楽コースは「海の男たちの歌」を取り上げ、穏やかなさざ波や猛る波など激しく変化する海の情景と、そこに生きる人々をドラマチックに表現。最後にステージに立った高校生吹奏楽コースは、喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクションをゆったりと表情豊かに歌い上げて終曲した。

 

 フィナーレを迎えても鳴り止まない拍手に応え、高校生吹奏楽が再度演奏。会場の手拍子が加わり、にぎやかに幕を閉じていた。

 

 終演後、円光寺さんは受講生に対し「よく頑張った。いつまでも音楽を愛して練習して。きょうは大成功だった。この調子でもっとうまくなっていって」と呼び掛けた。

 

 同日夜には、音楽祭の打ち上げ会を同館で開いた。名フィル団員とクリニック受講生、実行委員、来賓ら約100人が出席し、実行委員らが手作りした料理などを味わいながら音楽祭を振り返った。

 

 あいさつに立った来賓の牧野光朗市長は「子どもたちには年々素晴らしい成長を感じる。ことし小学生向けの企画がスタートし、中学、高校と進んでいった時にさらに成長がみられると思う。名フィルの皆さんにはこれからも頑張っていただき、音楽祭を育ててくださるようお願いしたい」と語った。

 

 実行委員会音楽マネージャーは音楽祭の講評で、新企画の「小学生のための音楽ひろば」について「開催前は心配だったが、当日は大勢の方に来ていただくことができた。子どもたちを待つ保護者のために開いた地元団体のロビーコンサートは、楽器体験から帰ってきた子どもにも楽しんでもらえたようだった」と振り返った。

 

 課題として「音楽クリニックの受講生が学校やそれぞれの団体に戻った時、クリニックで学んだことをどう伝えてくれるか。他のメンバーにぜひ伝えていってほしい。来年の音楽祭に向けて力を貸していただけたら」と呼び掛けていた。

 

  

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