オケ友5周年「第九」演奏会  圧倒的メロディーで魅了

文化・芸能

[ 2013年 12月 17日 火曜日 16時06分 ]

 オーケストラと友に音楽祭5周年と飯田交響楽団創立20周年を記念した「第九」演奏会が15日、飯田市高羽町の飯田文化会館で開催された。同団と群市民によって構成された合唱団、ソリストら約320人がステージに立ち、ベートーベンの交響曲第9番(第九)を披露。1年間でつくり上げた圧倒的なメロディーで、会場いっぱいの観客を魅了した。同演奏会実行委員会主催。

 飯田市で20年間開催された「アフィニス夏の音楽祭」を経て誕生した、市民手づくりの音楽祭であるオケ友が5周年を迎え、節目を皆で祝いたい―と企画された。

 創立20周年の飯田交響楽団とともに、公募で集った中学生から80代までの合唱団員約240人、ソリストの平澤見幸さん(飯田市、ソプラノ)、上沼純子さん(同、アルト)、池田徹さん(長野市、テノール)、林明弘さん(高森町、バリトン)が参加。昨年11月から約1年間、練習に励んできた。

 チケットは発売から2週間以内に完売し、会場は満席。前日公開されたリハーサルにも約1000人が駆け付け、演奏会への期待を高めた。

 この日は飯田交響楽団によるワーグナーの歌劇「タンホイザー」で開幕。ドラマティックな物語の世界に続いて第九が発表された。オケ友でおなじみの名古屋フィルハーモニー交響楽団のメンバーも賛助出演し、演奏会を盛り上げた。

 重く激しい第1楽章と躍動的な第2楽章、穏やかで静けさの漂う第3楽章に続いて、合唱付きの第4楽章を展開。不穏な旋律から次第に明るい曲調に転換していき、ソリストと合唱団が歌声を披露した。

 同楽団指揮者・中村真太郎さんの指揮の下、オーケストラと合唱が歓喜のメロディーを織り成し、圧倒的な高まりの中で終曲。会場では「ブラボー」の喝さいやスタンディングオベーションが起こり、いつまでも拍手を送って出演者をたたえていた。

 飯島町から訪れた女性(76)は「嫁が合唱団に参加していたので来た。涙が出るほどすてき。1年間でここまで完成させたのはすごい。オーケストラも指揮も良くて、皆一生懸命だった」と称賛。

 同楽団長である矢高仰児実行委員長は「今日初めて聞き手に回り、(楽団の演奏に)やるなあと思った。楽団メンバーは多くが若手で頑張ってやっている。合唱団の皆さんも本当に良かった。本番ではさすがと思った」と語った。

 合唱団バスパートリーダー(35)は「男性は数が少なく初心者が多かったが、だからこそ意欲を継続させて練習できた。第九を一から取り組むのは相当大変。大きな舞台で演奏しきったことはすごい。自分はまだ歌い込めていない感じもあったが楽しめた。懐かしい人とも再会できた」と振り返った。

 同アルトパートリーダー(49)は「皆熱心でどんどん親しくなり、一つにまとまって練習することができた。ドイツ語の歌詞の習得やリズム、音の高低に幅があるのが難しかったが、本番は最高の発表ができたと思う。楽しかった」と笑顔を浮かべていた。

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)

     

最近の記事

この先さらに大変に…

1月15日金曜日15:54

佐藤市長「厳しい局面」

1月15日金曜日15:24

動物園で干支の引継ぎ

1月14日木曜日15:31

マスタープラン作成へ

1月14日木曜日15:18

田んぼリンクに笑顔広がる

1月13日水曜日15:16

全国に向けた練習の成果を

1月13日水曜日15:54

炎に「無病息災」の願い

1月12日火曜日15:21

熊谷氏無投票当選へ

1月12日火曜日15:59

新人のみが立候補予定

1月9日土曜日13:27

橋南の平和守るのは君

1月9日土曜日13:16

住民意向12日から再調査

1月8日金曜日15:07

豊作願う小正月飾り

1月8日金曜日15:23

地域への普及目指し

1月7日木曜日15:58

思い新たに3学期スタート

1月7日木曜日15:35

伝統文化を感じて

1月6日水曜日15:36








記事の検索はこちらから



















南信州電子版購読



スポンサーリンク

ふるさと納税でもらえる 南信州新聞 ふるさと納税でもらえる 南信州新聞