オーケストラと友に音楽祭が閉幕

文化・芸能

[ 2014年 5月 9日 金曜日 9時20分 ]

 「オーケストラと友に音楽祭」は5日、4日間の全日程を終え、閉幕した。最終日には、名古屋フィルハーモニー交響楽団による名曲コンサートを飯田市高羽町の飯田文化会館で開催。同団正指揮者・円光寺雅彦さんの指揮で組曲「展覧会の絵」(M.ムソルグスキー)をはじめとしたクラシックの名曲を披露し、1100人の聴衆を魅了した。

 華やかな歌劇「魔笛」序曲(W.A.モーツアルト)で開幕すると組曲「マ・メール・ロワ」(M.ラヴェル)を演奏。ゆったりと静かに童話の世界をつむぎ、きらびやかな音色で幕を閉じた。続いてスメタナの交響詩「わが祖国」より「モルダウ」。ヴルタヴァ河が流れる情景を描写した雄大なメロディーを奏でた。

 最後は、ムソルグスキーが友人の展覧会での印象をもとに作曲したという「展覧会の絵」を披露した。力強いトランペット・ソロに始まってさまざまな10の情景を歌い上げ、重厚なメロディーを展開。クライマックスで盛り上がりを見せると、華々しくフィナーレを迎えた。

 会場からは盛んな拍手とともに「ブラボー」の声が繰り返し上がった。円光寺さんは「お別れに」と、エルガーの「威風堂々」を演奏。ゆったりと威厳に満ちた音色を奏で、再度長い拍手を送られていた。

 座光寺から訪れた女性(63)は「音楽祭に来るのは4回目。毎年楽しみにしている。『展覧会の絵』は事前にCDを聞いてきたけれど、やっぱり生演奏は素晴らしい。来年も来たい」と話していた。

 終演後には、「オーケストラと友に音楽祭打ち上げ会」を同市錦町のシルクホテルで開いた。名フィル団員とクリニック受講生、実行委員、来賓ら約100人が出席し、音楽祭を振り返った。

 円光寺さんは「(飯田では)すっかり我が家にいる感じ。音楽クリニックでは子どもたちも打ち解けてくれている。成果発表ではどのコースも素晴らしい演奏で感動を覚えた」とし、「ことしで音楽祭は6回目。今後10回、20回とますます発展していければ」と語った。

 続いて実行委員会の塩澤哲夫音楽マネージャーが講評。クリニックで中学生と高校生が求める指導内容が異なっている点や小学校への働きかけ、音楽祭の認知を広める必要性などを指摘し「小さなマンネリが生まれてきている。さらに工夫が必要」としていた。

  

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