チェコの人形劇文化を 川本人形美術館で展覧会

文化・芸能

[ 2017年 11月 7日 火曜日 15時18分 ]

人形の操作体験ができるコーナー

 飯田市本町の市川本喜八郎人形美術館は12月10日まで、「チェコ人形劇の三つの顔展」を同館で開いている。人形劇の舞台や人形、資料など50点以上を並べ、17世紀に始まったチェコの人形劇文化を紹介している。

 1957年に日本とチェコスロバキア(当時)の国交が回復して60年の節目を迎えたことを記念し、東京で開催された「日本におけるチェコ文化年」の企画展を巡回して開催。同館では開館10周年記念展として行っている。

 中央ヨーロッパの小国であるチェコは、オーストリアなどの周辺国から長年支配され、チェコ語を使うことが禁止されたが、人形劇での使用は認められたため、劇を通じて自国の言葉や文化を伝えてきた。チェコの人形劇は昨年、ユネスコの無形文化遺産に登録されている。

 会場では、3つのセクションに分けてチェコの人形劇文化を紹介。解説文や作品の映像を見ることができるタッチパネルも用意している。

 第1セクションでは、旅の人形一座による巡演が中心だった初期から、19、20世紀に起こった文化革命、専用劇場の誕生といった人形劇の発展の歴史について解説。

 チェコ人形劇を代表する「カシュパーレク」や「シュペイブルとフルヴィーネク」の糸操り人形、裕福な家庭で流行した家庭用人形劇セットなどを並べた。

 第2セクションは、現代人形劇での多彩な表現・演出とアーティストについて、舞台を捉えた写真や映像、人形とともに紹介。最後のセクションは人形体験のコーナーとし、糸操りや棒遣い、ハンドパペット、影絵など、さまざまな人形の技巧を実際に体験することができる。

 ほか同展会場外では、ことし7月に亡くなったチェコの人形劇芸術家ペトル・マターセクさんの紹介コーナーを用意。

 マターセクさんはチェコの人形劇場ドラックで人形・舞台美術監督を務めたほか、国外での作品発表やワークショップ指導を多数行った。会場には、96年に飯田で1カ月間ワークショップを行った際の写真や資料、人形などを展示している。

 開場は午前9時半から午後6時半(入館は同6時)まで。一般400円、小中高生200円。本年度いいだ人形劇フェスタ参加賞ワッペンを提示すると、小中高生は入館無料。水曜日と今月27、28日は休館。問い合わせは同館(電話0265・23・3594)へ。

  

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