バッカス男声合唱団が創立25周年記念演奏会

文化・芸能

[ 2014年 7月 10日 木曜日 13時56分 ]

 飯田下伊那地域を中心とした愛好者でつくる「バッカス男声合唱団」(中津好雄団長)は6日、創立25周年記念演奏会を飯田市高羽町の飯田文化会館で開いた。黒人霊歌や愛唱曲、東日本大震災被災地に思いを寄せて選んだ歌など20曲以上を披露し、会場いっぱいの観客を楽しませた。南信州新聞社など後援。

 同団は、酒に酔うように男声合唱のハーモニーに酔いしれよう―と、酒の神「バッカス」を団名に掲げ、1989年に結成。現在、20―80代まで約20人が所属し、伊那谷文化芸術祭や飯伊童唱まつりへの出演、依頼演奏などを行っている。

 5年の節目ごとに記念演奏会を行ってきたが、20周年の際は県男声合唱フェスティバルの飯田開催と重なったため、単独での演奏会は10年ぶりとなる。今回は、震災からの再生への祈りと希望を歌に託して届けようと選曲し、4ステージで構成。仙台市出身の作曲家、佐藤誠一さんが同団のために編曲した作品も初披露された。

 力強い黒人霊歌や味わい深い唱歌、壮大な命の物語を歌った合唱組曲など。多彩なジャンルの曲を次々と取り上げ、落ち着いた深みのある男声合唱の歌声を会場いっぱいに響かせた。パートごとにさまざまな種類のカエルの仕草を披露しながら合唱したり、ウルトラセブンに扮したメンバーが客席に向かって技を発するなど、コミカルな場面も。

 被災地への思いを込めて構成した第4ステージでは、宮城県と岩手県南部地方の民謡やアニメ主題歌、震災直後に作られた応援歌など6曲を発表した。「アンパンマンマーチ」では生き生きとしたメロディーを歌い上げた後、メンバーが身に着けていたキャラクターのお面やうちわを観客にプレゼントした。

 観客はメロディーに合わせて手拍子をしたり、メンバーと一緒に歌を口ずさみながら音楽を楽しみ、各曲の発表後には盛んに拍手を送っていた。

  

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