ワークショップ「歌舞伎役者になってみよう」 伝統芸能を次世代へ

文化・芸能

[ 2016年 2月 2日 火曜日 13時09分 ]

 飯田市高羽町の飯田文化会館で31日、歌舞伎独特の化粧や着付け、所作などを体験するワークショップ「歌舞伎役者になってみよう」が開かれた。午前と午後の計2回開き、約50人が参加。信州大鹿歌舞伎愛好会(笹木猛会長)が講師を務め、実演などを通じて魅力を伝えた。

 本年度から3年間実施する同館自主事業「ようこそ、歌舞伎の世界へ」の第2回。地芝居を継承する関係者とともに、専門の役者による大歌舞伎を地域で鑑賞する機会をつくってファンを増やし、伝統芸能を次世代に伝えていく気運を高めることを目指している。

 化粧と着付けには、地元の中学生らがモデルとなって参加した。会員から赤い目張りやおしろいを施してもらい、着付けをして町娘や若侍に変身。ステージ上でお披露目し、他の参加者から大きな拍手をもらった。

 愛好会は、演技の他に、化粧から着付けまでの下準備の技術も伝統的に継承していることを紹介した。

 続いて役者が、多様な動きを誇張して表現する「飛び六法」の所作を指導。ステージ上で手を回したり、腕を伸ばしたりする歌舞伎独特の動きを実演すると、参加者たちも一緒になって所作を繰り返し、歌舞伎の楽しさと難しさの双方を実体験した。

 町娘の化粧と衣装を施してもらった同市立緑ケ丘中学校2年の女子生徒(14)は「いつもとまったく違う顔になってびっくりしたし、かつらの重さにも驚いた」と感想。「歌舞伎の所作も教えてもらうことができて楽しかった」と語った。

 笹木会長は「大鹿歌舞伎の魅力は、演じ手とお客さんが一体となること。お客さんの歓声により、役者の声や演技がのってくる。そうした地芝居の特性も伝えていけたら」と話していた。

  

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