上村で下栗の掛け踊りを開催

文化・芸能

[ 2019年 8月 16日 金曜日 13時37分 ]

 飯田市上村の下栗地区で江戸時代から続く雨乞い祭事、国選択無形民俗文化財の「下栗の掛け踊り」が15日、同地区の十五社大明神で行われた。舞殿で、禰宜(ねぎ)らの雨乞い唄に合わせて、太鼓打ち、太鼓持ち、棒振り、赤い衣装に紙垂(しで)のたれた菅笠をかぶった子女郎(こじょろう)が厳かに演舞。舞に応えるかのように強くなる雨脚に、歓声が湧き起こった。

 太鼓打ちらは成人男子、子女郎は中学生以下の女子が担当する。子女郎は最低でも4人を要するが、今年、地区内の該当女子は3人のみに。踊りの実施、継承に危機感を覚えた同踊り保存会(胡桃澤國夫会長)は、「地区内に限らず子女郎役を募集したい」と、上村小学校に協力を依頼した。

 6月には保存会員らが同校に足を運び、踊りの体験会を開催。児童らは、映像を見てどんな踊りかを学んだ後、実際に太鼓を持ったり、菅笠をかぶったりして踊りに挑戦した。

 この体験会で関心を強くした地区外の女子児童5人が当日も参加。赤い衣装に身を包んだ愛らしい子女郎8人が並ぶ姿は、ひと際見物客らの目を引き、祭りを盛り上げた。

 地区在住の中学3年生、水嶋いのりさん(15)は、5歳から子女郎を務め、今年が参加できる最後の年となった。

 「地区の女子が少なくて踊りができるか心配だったけど、上村小の女の子たちが協力してくれ、にぎやかにできてうれしかった」と笑顔。「掛け踊りは地区の伝統であり宝物。地区外の人にも伝統を知ってもらい、力を借りながら、今後も続いていってほしい」と話した。

◎写真説明:太鼓打ちや子女郎が舞う

  

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