上清内路奉納煙火 伝統技法に歓声

文化・芸能

[ 2011年 10月 8日 土曜日 14時19分 ]

  阿智村清内路の上清内路諏訪神社で6日夜、秋季例祭が行われ、280年の伝統を誇る県無形民俗文化財の手作り花火が奉納された。

 花火の製造資格を持つ上清内路煙火同志会(櫻井信和会長)の六十数人が3組に分かれ、1カ月を費やして準備した仕掛け花火やスターマインの原型「棚火」に次々と点火し、住民や招待者約1000人を魅了した。

 フィナーレの大三国は、静岡県浜松市からIターンして4年目になる男性が棟梁を担当し、仲間と作った大三国は「ほれぼれするような素晴らしさ」と先輩から絶賛された。若い同志会員たちは、長い竹から勢いよく吹き出す火の粉を全身で浴び、威勢よくきおって喝采を浴びた。

 上清内路の手作り花火に魅了され、担い手になろうとIターンを決めた男性は「感無量。みんなに助けられ、なんとかやり遂げた」と感激した様子で話していた。

 仕掛け花火のオープニングを飾る幻想的な仕掛け「葡萄(ぶどう)」の製造には、“名人”が十数年ぶりに参加し、伝統技法を駆使して幻想的な青紫を表現。名物の一つだった「ピノキオ」の空中散歩も、数年ぶりに復活した。

 地元の知人に招かれ、初めて鑑賞した男性=東京都=は「至近距離で見る花火の迫力とスピード、火薬の匂いに感動した」と話していた。

  

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