下條ロケ地映画「脱皮」の上映開始

文化・芸能

[ 2018年 11月 24日 土曜日 13時43分 ]

舞台あいさつする大木監督(右)と金田村長(中央)、プロデューサーの佐藤さん

 下條村と天龍村を舞台に、音楽家の佐藤慶子さん(68)がプロデュースし、NHK連続テレビ小説「おしん」の制作に携わった大木一史さん(66)が監督を務める自主制作映画「脱皮」が、23日から飯田市中央通りの飯田センゲキシネマズで始まった。初日は監督や金田憲治下條村長らが舞台あいさつし、村の魅力や撮影の苦労話で会場を盛り上げた。上映は12月5日まで。

 映画は、自然豊かな村に現れた虚言癖のある女性(主演女優・和泉妃夏さん)に、村民たちの生活がかき乱されながらも触れ合いを通じて成長し、新たな人生へと向かう姿を捉えた物語で上映時間は約1時間45分。

 佐藤さんが運営し、大木監督が指導する演劇ワークショップの生徒が中心のキャスティングで、下條村民十数人もエキストラとして出演。村の古民家や神社、ソバ畑、和知野川など各所で撮影が行われた。

 初日の上映後の舞台あいさつでは、ロケ地が映画の重要な部分を占めることが強調され、佐藤さんは「良い気が満ち溢れ力強さを感じた」、大木監督は「観光地ではない原風景に衝撃を受けた。CG使ったの?とよく聞かれる霧のシーンは本当の偶然。急きょ台本に加えた」と村の魅力を説明した。

 低予算の撮影は時間との勝負だったことにも触れ、大木監督は「夜のシーンでは非常灯を村から借り、車が故障したときも助けてもらった。自治体の大きなバックアップがあって完成した」と感謝の言葉。金田村長は「改めて村の良さを考えるきっかけになった。原風景を守り、交流・関係人口の増加に活用していきたい」と述べた。

 市内から鑑賞に訪れた60代男性は「とても芸術性、メッセージ性の強い作品。都会でなくあえて田舎で撮影しているところが面白い」と感想を話した。

 上映は来月5日までの午前10時からと金~日曜日は夜の部もある。入場料は1800円。詳しい問い合わせはセンゲキシネマズ(電話0265・22・1070)へ。

  

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