下條村で北原龍太郎大作展を開催

文化・芸能

[ 2014年 11月 21日 金曜日 9時05分 ]

 下條村のあしたむらんど下條で19日から、村制125周年を記念する「北原龍太郎大作展」が始まった。文部大臣奨励賞を受賞し、村に寄贈された「異郷の人々」をはじめとする「異郷の詩シリーズ」など、北原さんが各国を歴訪取材して描いた大作数十点が来場者の目を楽しませている。

 飯田市上郷出身の画家北原龍太郎さん(1932~2013)は、飯田高校を卒業後関西大学に進学。美学、哲学を学び、大阪心斎橋美術研修所で研修を重ねた後、画家として独立した。現代洋画「人気作家選抜66人展」への出品、1989年からはJR渋谷駅ハチ公広場壁画「ハチ公ファミリー」の原画制作を手掛けるなど国内外問わず精力的に創作活動に励み、数多くの賞を受賞している。阿南町富草に自宅を構え、2005年にも下條村で個展を開いている。

 村はことし、妻の貞子さんから六曲一双で構成する「異郷の詩シリーズ」の寄贈を受け、今展に出品。ポルトガル旅情から描いた「異郷の人々」をはじめ、「潮の詩」「ナザレの船唄」「水の詩」「グラナダの月」の大作が並ぶほか、同村に300年近く伝わる下條歌舞伎の出演者らを描いた屏風など、水墨画や日本画の迫力ある作品が公開されている。

 村澤榮一実行委員長は「美しい線と異色豊かな屏風絵の中に、あふれる詩情とロマンの世界が現出されている」と話し、村も「これだけの大作を一堂に展示する機会はない」として多くの来場を呼び掛けている。

 25日まで開き、開場は午前9時から午後5時まで。入場無料。

  

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