下條村で文化の祭典

文化・芸能

[ 2012年 11月 26日 月曜日 9時31分 ]

 下條村の文化祭「文化の祭典」が23日、同村センターコスモホールで開かれた。目玉の下條歌舞伎定期公演では、昨今の歌舞伎ブームもあってか満席で立ち見客も出るほどのにぎわい、小学生、中学生、保存会の3演目が繰り広げられた。

 下條歌舞伎は300年の歴史を誇る伝統芸能。村各所で上演され、版木によるチラシ作成やオリジナル外題の上演も行われるなど盛んだった。1971年に当時残った歌舞伎が統合して保存を結成。中学生歌舞伎クラブや小学生のこども歌舞伎教室など後進の育成にも力を入れている。

 このうち、小学生のこども歌舞伎教室は菅原伝授手習鑑から車曳の段を上演。梅王丸と桜丸をはじめ、歌舞伎らしい派手な衣装に着飾った子どもたちが決めのポーズをとると盛んにおひねりが飛び交った。

 続いて、保存会の若手や歌舞伎クラブOBにより絵本太功記十段目尼ケ崎の段を上演。小田春長(織田信長)を殺害した武智光秀(明智光秀)の家庭の物語で、戦のせいで平和な家庭が崩壊して行く悲哀に満ちたストーリーが展開された。

 このほか、中学生が奥州安達原三段目袖萩祭文の段を上演した。下條歌舞伎は12月16日にコスモホールで開く三遠南信ふるさと歌舞伎交流で非人景清日向島、人丸恩愛の段を上演する。

 文化の祭典では、村内で活動するグループの芸能発表のほか、保育園や小中学生、一般による作品展示、バザーや茶席などが設けられたほか、隣接するあしたむらんど下條で古本還元市が行われ、多くの人でにぎわった。

  

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