下條村の自然舞台に 自主制作映画「脱皮」撮影順調

文化・芸能

[ 2017年 9月 15日 金曜日 15時58分 ]

順調に進む映画撮影(山田河内の神明社付近で)

 音楽家の佐藤慶子さん(67)が主宰し、NHK連続テレビ小説「おしん」の制作に携わった大木一史さん(65)が監督を務める自主制作映画「脱皮」の撮影が、下條村の自然を舞台に順調に進んでいる。14日は同村山田河内の村道や神社などをロケ地に、村民もエキストラとして参加。大木監督の「次、本番ね」の声が辺り一帯に響き渡った。

 映画は、佐藤さんが運営し、大木監督が指導する演劇ワークショップの生徒らを中心にしたキャスティング。中高年の人生経験豊かな世代だからこそ演じられる、味わいある映画作りを目指している。

 同村での撮影は佐藤さんが飯田市出身の知人から村を紹介されたことがきっかけ。村側も「これだけ大規模な映画撮影は初めて。村のPRにもつながる」と、村民エキストラの募集をはじめ、空き家や神社、ソバ畑、農道など撮影場所の提供で協力している。

 映画は、複雑な過去を抱えた中高年の男女6人が自然豊かな田舎に集まり、触れ合う中で新たな人生へと向かう姿を「脱皮」として捉え、描いた内容。この日は女優和泉妃夏(いずみひな)さん(40)や村民エキストラも加わり撮影が繰り広げられた。

 佐藤さんは「豊かな風景とおおらかな村民、村の持つ魅力が、出演者の技術力や精神面を成長させている」と語り、大木監督は「原風景の中で失われた心が回復していくような感覚。村全体が一つの主人公」と話した。

 和知野川以外は下條村で撮影。18日までの10日間を予定し、来春の公開を目指している。

  

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