下條村制120周年記念で伝統の歌舞伎上演

文化・芸能

[ 2009年 11月 25日 水曜日 15時43分 ]

 下條村の文化の祭典は23日、同村睦沢のコスモホールで開催した。インフルエンザの影響で小中学生の出演は見送られたが、展示やフリーマーケット、芸能発表などでにぎわった。また、伝統の下條村歌舞伎では「寺子屋の場」を上演。悲哀に満ちた話ながらも笑いもあり、訪れた人々は舞台で繰り広げられる迫真の演技に見入っていた。

 文化の祭典は、村文化協会主催の文化祭。村内で活動する個人や団体による各種展示・発表が行われた。展示では下條村観光写真コンクールの応募作品や書道、水墨画、写真、水石など多彩な作品が公開された。芸能発表では詩吟や舞踊、カラオケなどが発表され、多くの人でにぎわった。

 下條歌舞伎公演では、冒頭東京で大学に通いながら義太夫の修行をしている小池恒久保存会長の孫の小池美津貴さんが三味線のメドレーを発表。演目は、子ども歌舞伎と中学生歌舞伎クラブの公演が中止になったため歌舞伎保存会による「菅原伝授手習鑑 寺子屋の場」のみの上演になった。小中学生が出演できないため子役の役者の配役にも苦労したが、文化協会の女性や数日前に出演が決まった保育園児などを交えての舞台になった。

 菅丞相の一子菅秀才の首の代わりに小太郎という寺子屋に入ったばかりの子を殺して差し出すが、実は小太郎は首実検にきた松王丸の一子で、先回りして身替りにしたという悲哀に満ちた内容。冒頭の寺子屋の場面では子どもたちの無邪気ないたずらに会場に笑い声が響き、中・終盤では熟練の役者の名演技で会場の涙を誘った。

  

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