下條村歌舞伎公演に向け練習

文化・芸能

[ 2011年 11月 11日 金曜日 15時23分 ]

 下條村の伝統芸能として300年近い歴史を持つ下條歌舞伎の定期公演が23日、コスモホール下條で開催される。ことしは保存会結成40周年。小学生、中学生、保存会が同じ演目から3幕を連続上演する初の試み。子どもから大人までが連夜練習に励んでいる。

 下條歌舞伎は1971年、村内に残った歌舞伎座を統合し歌舞伎保存会を設立。後継者育成のため、中学生の歌舞伎クラブ設立や若者新人の起用、小学生向けの子ども歌舞伎教室の開催などを行っている。

 ことしは「菅原伝授手習鑑」から3段目「車曳き」と増補「松王下屋敷」、4段目「寺子屋」の3幕を上演。「寺子屋」以外は保存会結成後初の上演となり、小池恒久保存会長の指導のもと、演技の習得に努めてきた。

 このうち、子ども歌舞伎教室が上演するのは、衣装や動作が派手で歌舞伎の上演に好まれる「車曳き」。ことしは出演する7人のうち、5人が初の舞台。歌舞伎特有の言い回しや動作に途惑いながらも、熱心に小池会長から歌舞伎の手ほどきを受けている。

 小池会長は「保存会ができて40年。若い青年が多く盛んな時期もあったが、衰退していくものを残したいと結成した。中学生や子どもたちが参加してくれるようになり、若い後継者も育ちつつある。多くの人に伝統芸能に参加してみて楽しさを感じてもらいたい。これを機に気持ちを新たに伝承を続けていけたら」と話していた。

 下條歌舞伎定期公演は23日午後1時開演。同日は文化の祭典として午前中に芸能発表が行われる。

  

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