丘の上で勇壮な舞披露「南信州獅子舞フェスティバル」

文化・芸能

[ 2009年 10月 27日 火曜日 15時16分 ]

 飯田下伊那地域の獅子舞が一堂に会するイベント「第2回南信州獅子舞フェスティバル」が25日、飯田市の中心市街地“丘の上”で開かれた。南信州伝統の屋台獅子を中心に地域内外から24団体が出演。りんご並木―松尾町―大横町―本町を結ぶ四角形の周回型コースを舞台に勇壮な舞いを繰り広げると、沿道に集まった多くの観客から歓声や拍手が送られた。

 飯田りんごんの会場で「THE獅子舞」を繰り広げてきた鼎地区の保存会員らが実行委員会を立ち上げて企画。鼎で開いた昨年に続く第2弾として、ことしは規模を拡大して会場を中心市街地に移した。南信州に伝わる獅子舞は「屋台獅子」と呼ばれ、大型バスほどの巨大なものもあり、その大きな獅子が数十体集まるイベントはほかになく、全国からも注目が集まった。

 今回は屋台獅子のほか、伝統的な神楽獅子も複数登場するなど、昨年を6団体上回る24団体が27基の獅子舞を披露。辰野町から初参加した上横川神社神楽保存会や、昨年復活したばかりで50年ぶりの舞いを披露した龍江1区大獅子保存会など見どころも多く、4カ所に設けられた観客席は多くの人出でにぎわった。最後は出演した獅子舞が大横町に集結してフィナーレを迎えた。松本市から両親と訪れた篠田美祈ちゃん(4)は「大きくて、怖かった」とその迫力に驚いた様子だった。

 佐藤一成実行委員会長は「先人の夢が花開いた。私たちの宝でもある勇壮な獅子舞を堪能してもらいたい」と語り、牧野光朗飯田市長も「地域長年の悲願であり、たゆまぬ尽力のおかげで盛大に丘の上で開かれることは喜ばしい。この心意気が来年の全国獅子舞フェスティバルに受け継がれることを願う」と思いを語った。

 来年10月には、全日本郷土芸能協会が民俗芸能の健全な発展をめざして1998年から全国の主な伝承地をめぐるイベント「第13回全国獅子舞フェスティバル・飯田市」が飯田市の中心市街地で開かれることが決まっている。

  

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