NPO法人いいだ人形劇センターがプロデュースする人形劇「人魚姫」が8日午後2時から、下條村睦沢の村コスモホールで上演される。飯田下伊那地域の13人が出演する。県地域発元気づくり支援金活用事業。
人形芝居燕屋・くすのき燕さん(松本市)と人形美術家の吉澤亜由美さん(下條村)を講師に迎えて13年から実施した、人形劇のワークショップから誕生した作品で、2015年に初演。
再演の声が上がったことから今春、キャストやスタッフを再募集し、初演時の参加者のほか、人形劇経験者や同NPOの人形劇講座受講生などが新たに集い、8月のいいだ人形劇フェスタで4年ぶりに上演した。
フェスタ以外でも公演しようと、同村での上演を決定。11月29日には飯田市高羽町の飯田人形劇場で、くすのきさんの指導を受けながら稽古を行った。
演じ手が鑑賞者に見える状態で演じる出遣いの人形劇であることから、身のこなしや手の動かし方、人形からの手の離し方など、細部まで注意して舞台上での動き方を確認。
人魚たちが泳ぐ場面では、くすのきさんから「手だけでなく体を使って」と指摘され、人形と一緒に自分の体を上下させながら、縦横無尽に海の中を泳ぎ回る様子を演じていた。
チケットは完売。公演に関する問い合わせは同NPO(電話050・3583・3594)へ。
◎写真説明:下條公演に向け稽古を行う出演者