人形劇フェスタが開幕 「いまここだけの場を大切に」

文化・芸能

[ 2012年 8月 3日 金曜日 15時12分 ]

 日本最大の人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ2012」(フェスタ実行委員会、飯田市、市教委主催)が2日、飯田市で開幕した。国内外からプロ・アマチュアの人形劇団約240劇団が集い、5日までの4日間、飯田下伊那各地で約430ステージを繰り広げる。

 ことしは「イマココダケ劇場」、シリーズ「人形の構造を知る」の第3回「影絵」、「須田輪太郎追悼公演」の3つを特集。プラネタリウムと人形劇とのコラボレーションなどフェスタならではの企画や、繊細で美しい影絵の世界。人形劇団ひとみ座の代表で、昨年亡くなった須田輪太郎さんをしのぶ公演など、多彩なステージを企画。海外劇団や小さな子どものための公演、地元の伝統人形芝居も行われる。

 初日には、飯田中央公園に設けられたフェスタ・セントラルパークで「オープニングセレモニー」が開かれた。フェスタソング「僕たちのフェスタ」にあわせて、子どもたち約30人がダンスを披露。イメージキャラクター「ぽぉ」と一緒に、元気いっぱいに踊った。

 高松和子実行委員長は「ことしのテーマは『イマココダケ劇場』。いまここにいる人たちと一緒に、同じお芝居を見る機会はもうない。いまここだけの場を大切にしたい」とし、「見る人と芝居をする人、芝居を支える人たちがいる。みんなで手をつないで、すてきなフェスタになるよう頑張りたい」と語った。

 また、来年は前身の「人形劇カーニバル飯田」から数えて35年、フェスタが始まって15年を迎えることから、アジア人形劇フェスティバルとの併催を計画していることを伝えた。

 牧野光朗市長は「30年以上地道に取り組んでいることで、飯田は日本で一番人形劇が盛んな街として知られるようになった。みんなで支え合って盛り上げていきましょう」と呼び掛けた。

 続いて、亦宛然掌中劇団(台湾)と地元・竹田人形座の竹田扇壽さんによるアトラクション公演が行われた。竹田さんは「都獅子神楽諷(みやこじしかぐらのひとふし)」を上演。獅子の中から人形が飛び出すと、来場者は驚きの声を上げていた。

 フェスタ期間中は飯田文化会館と飯田人形劇場、飯田市公民館をはじめ各地の公民館や学校、保育園など飯伊地域のさまざまな会場で公演が繰り広げられる。多くの公演は参加証ワッペンで見ることができる。

 参加証ワッペンは3歳以上700円で、全公演共通。公演会場でも販売している。フェスタ期間中の問い合わせは本部インフォメーション(電話0265・23・3691)へ。

  

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