人形劇フェス中止に

文化・芸能

[ 2020年 4月 28日 火曜日 16時40分 ]

 国内最大級の人形劇の祭典「いいだ人形劇フェスタ」を巡り、実行委員会(原田雅弘委員長)は28日、新型コロナウイルスの感染拡大で、8月6~10日に開催予定だった人形劇フェスタ2020の中止を発表した。フェスは前身の「人形劇カーニバル」を含め今年で42回目の予定だった。

 実行委によると、これまで2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の影響で規模を縮小した年はあるが、中止は初めて。

 原田委員長は「こんな状況だからこそ、人形劇の力が求められる」として、事態の推移を注視しつつ開催の可能性を探ってきたものの「事態は予想を超えて厳しい」と指摘。「この夏に参加者の健康と安全を確保できる環境を整えるのは難しい」と判断した。

 一方で、「人形劇のまち飯田」としてできることを考えたい意向。現段階では固まっていないとした上で「フェスタ2020に向けた皆さんの思いと力、知恵を借りられたら」と呼び掛けた。

 牧野光朗市長は「苦渋の決断をした実行委員の思いを、市としても受け止めたい」と述べた。

 今年はイギリスや韓国、台湾、ブラジルなど海外の7つの国・地域を含む300以上の劇団が参加する予定だった。

 昨年は周辺の町村と合わせた145会場で計446ステージを上演した。昨年の観劇者数は延べ3万4870人。実行委によると、毎年4万人前後が参加するイベントとして定着していた。

◎写真説明:会見で発表する原田実行委員長

  

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