「新時代見据え後継者を」 今田人形保存会が総会

文化・芸能

[ 2016年 6月 24日 金曜日 13時11分 ]

 飯田市龍江の今田人形保存会(吉澤健会長)は19日、本年度総会を今田人形の館で開き、リニア・三遠南信時代を見据えた会員の拡大、座員の確保・育成、積極的な情報発信を盛り込んだ事業計画など5議案を承認した。

 吉澤会長はあいさつで、民俗芸能が南信州の誇りとして重要視される中、昨年は今田人形座への出演依頼が増え、継承に向けた官民一体の取り組みも始まったと説明。「東京公演のような機会はこれから多くなるのではないか」と予想した。

 一方、保存継承に関連した支出も増える見込みで、財政面の強化が課題になっているとも述べ「後継者の育成と経済的な裏付けを少しでも前進させたい」と語った。

 今田人形座は昨年度、県内外で公演やイベント出演、人形体験の指導を四十数回こなした。東京・渋谷での2日間にわたる企画展、赤門スクールの人形講座、ホクト文化ホールでの公演など、これまでになかった出番も増えた。

 総会に続いて今田人形座が「戎(えびす)舞」をユーモラスに演じ、戎は2018年に飯田で開く世界人形劇フェスティバルの成功、三遠南信自動車道を使ったリンゴ出荷の早期実現などを願って酒を飲み干した。

  

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