今田人形奉納公演 幻想的な舞台に魅了

文化・芸能

[ 2011年 10月 18日 火曜日 15時18分 ]

 宝永時代から300年以上続く国選択無形民俗文化財の今田人形浄瑠璃奉納公演が15、16の両日、龍江の大宮八幡宮境内にある今田人形の館で開かれた。15日の宵祭り公演では神社境内に竹宵の演出も。会場に訪れた150人の観衆が蝋燭(ろうそく)による幻想的な人形浄瑠璃の舞台に魅了された。

 15日の宵祭り公演では、淡路人形の最も古い形式を残した「戎(えびす)舞」で開幕。庄屋のもとに訪れたえびす様が世界平和などを祈り、なでしこジャパンや体操の活躍を祝いながらお神酒を飲むと沖に出て大きな鯛を釣り上げた。

 続いて、龍江小学校今田人形クラブが「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」を上演。6年生と4年生が9人澤柳太門座長の指導のもと練習を重ねてきた舞台。大勢の観衆の前で緊張しながらも堂々と人形を操った。

 このほか、今田人形座が「日高入相花王 渡し場の段」「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段」を上演。外題が進むにつれ徐々に照明が暗くなり、最後は蝋燭の明かりのみで照らし出した。訪れた観衆は生き生きと動く人形遣いの妙技に見入っていた。

 会場を訪れた牧野光朗飯田市長は「これから地域も大きく変わる。地域の文化を大切にし、次世代の子どもたちに引き継いでもらいたい」と話していた。16日の公演には竜峡中今田人形座による「伽羅先代萩 政岡忠義の段」を上演。今田人形座による「東海道中膝栗毛」では、弥次さん喜多さんの愉快な珍道中が繰り広げられた。

 今田人形が初上演されたのは1704年。明治になり阿波の人形遣いが指導に訪れ、公演が本格化。操り師が減少し公演が危ぶまれる時期もあったが、有志によって続けられ今田人形保存会、今田人形座などによって守られてきた。

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)

     









記事の検索はこちらから





















南信州電子版購読

スポンサーリンク

ふるさと納税でもらえる 南信州新聞 ふるさと納税でもらえる 南信州新聞