伊豆木八幡宮で鯖ずし祭り

文化・芸能

[ 2015年 10月 9日 金曜日 9時08分 ]

 飯田市伊豆木の伊豆木八幡宮(伊東昌美宮司)で7日、「鯖(さば)ずし祭り」ともいわれる秋季大祭宵祭りが行われ、鯖の姿ずしと神前花火、大三国を奉納した。各家庭でもサバのちらしずしを食べ、無病息災と豊作などを願った。

 12代270年にわたって伊豆木を治めた小笠原氏が、領内の安泰や戦の勝利を祈願して奉納したのが始まりとされる。郷土料理や行事食として地域に根付いた鯖ずしは、2000年に県の無形民俗文化財に指定された。

 氏子総代は地区内の役員らを来賓に迎え、午後6時から神事を執り行った。脂が乗った身厚な秋サバに酢飯を詰めた鯖の姿ずしをお神酒、餅などの供え物とともに奉納。祭典後の直会(なおらい)では供えた姿ずしを切り分けて味わった。

 氏子総代長の今村确一さんは「鯖ずしは江戸時代から続く地域の伝統。末永く守り続けていきたい」と語った。

 同日は、境内で氏子青年団による売店やヨーヨーすくい、くじ引きなどの催しが繰り広げられ、子どもから大人まで多くの氏子でにぎわった。境内では仕掛け花火や大三国も奉納された。氏子青年団長の林龍弥さんは「物騒な事件の後で心配していたが、ことしも地区の大勢の子どもたちが来てくれた」と話していた。

  

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