伊豆木八幡宮秋季大祭~伝統の鯖ずしを奉納

文化・芸能

[ 2012年 10月 10日 水曜日 15時08分 ]

 飯田市伊豆木の伊豆木八幡宮で7日、「鯖(さば)ずし祭り」の異名をとる秋季大祭宵祭りが行われ、サバの姿ずしと打ち上げ・神前花火、大三国を奉納した。各家庭でもサバのちらしずしを食べて、無病息災などを願った。

 12代270年にわたって伊豆木を治めた小笠原氏が、領土の安泰や戦の勝利を祈願して奉納したのが始まりとされ、鯖ずしは郷土料理、行事食として地域に根付いている。2000年には県の無形民俗文化財に指定された。

 氏子総代は来賓を迎え、夕方から14人で神事を挙行。秋サバに酢飯を詰めて作った鯖ずしをお神酒、餅などの供え物とともに奉納し、切り分けて直会(なおらい)で味わった。

 神社には神事の最中から多くの人が参拝に訪れ、それぞれの健康などを願った。

 8日は本祭りを行い、結婚や子どもの誕生を報告する初参りをしたほか、地元小学生による「浦安の舞」の奉納もあった。

 伊東昌美宮司(44)は「足のはやいサバをすしにして内陸部まで運び、祝いの機会に食べるという風習は恐らく他地域にもあったと思うが、領主が設けた八幡宮の祭りの年に一度のご馳走として残っているというのはすごいことだと思う」と話していた。

  

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