第25回伊那谷文化芸術祭(飯田文化協会・飯田文化会館主催)が6日、飯田市高羽町の飯田文化会館と飯田人形劇場で開幕した。飯田下伊那地域の74団体、約2000人が出演。23日までの4日間にわたり、吹奏楽やダンス、合唱、演劇など、多彩な舞台芸術が発表される。
同芸術祭は、1963年から続いた市民音楽祭を母体に87年から開催。地元で活動する団体が数多く出演し、主催者と連携して企画、運営に取り組んでいる。ことしは25回目を迎えたことを記念し、飯田の舞台芸術活動をテーマにしたドキュメンタリーを制作。最終日に出演者や役員らに公開される。
初日の開演前にあいさつに立った飯田文化協会の矢高仰児会長は「どうぞゆっくりお聞きいただきたい。伊那谷文化芸術祭はどなたでも参加できる。ステージと会場は一体。盛り上げていただければ」と語った。
この日は器楽、邦楽、合唱、吹奏楽、人形劇の団体が出演。地域で長年活動し毎年参加している団体や、各学校のクラス・クラブ、全国大会でも活躍している団体なども。日々の活動の成果を発揮したステージが次々と繰り広げられ、会場からは盛んに拍手が送られていた。
今後の開催日は13、20、23日。いずれも午前10時開演。入場券を兼ねたガイドブックは500円。飯田文化会館で販売し、全日程2会場に入場できる。問い合わせは同館(電話0265・23・3552)へ。