飯田市座光寺の元善光寺(本多秀賢住職)で7日朝、役目を終えただるまや縁起物、お守り、正月飾りなどを供養する「七草だるままつり」があった。
山門近くの矢場に掘った大きめの穴に地元住民、参拝客から預かっただるまを積み上げ、本多住職らの般若心経に続いて弓の先で点火。続く読経で家内安全や無病息災、商売繁盛を祈願した。
近くに積み上げられた熊手やおみくじ、正月飾りも供養してから燃やされ、集まった人たちは「ここで燃やしてもらえばだるまも喜ぶ」「縁起のいい炎は温かい」などと話していた。
同寺では以前、7日に本堂で七草がゆを振舞っていたが、地域のどんど焼き(ほんやり、おんべ)が少なくなってきたことから、三十数年前から現在のような形になったという。