飯田市宮ノ上の入舟認定こども園入舟幼稚園(福澤生子園長)は11日、8月6―11日に開催される「アジア人形劇フェスティバル いいだ人形劇フェスタ2013」に向けて、訪れた人々を迎える「ウェルカム人形展」の準備を行った。年長園児のさんび組32人が「おやゆび姫」をテーマに共同制作した人形を、銀座の広竜苑のウィンドーに飾った。
飯田を訪れた人々を歓迎しようと、商店や企業がアイデアを出して制作した人形を各店のウインドーに飾ったり、市内の保育園・幼稚園や学生たちが作った人形をまちのあちこちに飾る恒例のイベント。7月中旬頃から展示を始めている。
同園は4回目の参加。ことしは、クリスマス会に劇を演じる「おやゆび姫」の人形を作ることに。花紙や折り紙、色画用紙などを材料に、6月から制作を開始。物語の最後の場面を題材に、花畑の中で、おやゆび姫がクルミのベッドで眠る様子を表した。
この日は、さんび組担任(26)と副担任(28)が展示の準備に訪れ、子どもたちが作った人形をウインドーに飾り付けた。
担任は「花を折るのが難しかったみたいだけど、きれいにできていた。みんなで見に来れたら」、副担任は「おやゆび姫のかわいらしさや花畑の華やかさをイメージして頑張って作ったので、たくさんの人に見ていただけたら」と話していた。
幼稚園・保育園児によるウェルカム人形展には同園のほか慈光幼稚園、飯田中央保育園、丸山保育園、飯田仏教保育園が参加予定。フェスタ最終日まで展示を行っている。
またフェスタ期間中には、ウェルカム人形展参加店舗を巡って賞品を当てるスタンプラリーを開催する。ことしは約40店舗が参加。スタンプ台紙は今月下旬発行の公式ガイドブックに掲載するほか、当日各店舗に配布する。抽選会場はフェスタセントラルパーク。