冨士山稲荷神社でむぎわら祭り開く

文化・芸能

[ 2016年 7月 9日 土曜日 8時02分 ]

冨士山稲荷神社祭り 飯田下伊那地域に夏祭りシーズンの到来を告げる、冨士山稲荷神社(市原貴美雄宮司)=飯田市浜井町=の「むぎわら祭り」奉納煙火が7日、開催された。参道や境内には、浴衣姿の若者や親子連れら多くの姿があり、待ちに待った花火が夜空を彩ると、笑顔が広がった。

 かつては崇敬者らが収穫期を迎えた麦わらを持ち寄って松明(たいまつ)を作り、害虫を薫蒸したり、豊作を祈願したことから「むぎわら祭り」と親しまれる同祭。五穀豊穣、商売繁盛、無病息災、幸福豊楽などを祈念する祭りとして、多くの信仰を集めている。

 ことしは初の取り組みとして、夜打ち花火を前に、和太鼓道場命響館による芸能奉納が行われた。境内に並ぶ風流な紅白ちょうちんを背に、時に優雅に、時に勇壮に舞と太鼓を披露し、見物客らを魅了した。

 午後7時半、お待ちかねの打ち上げ花火がスタート。大きな音とともに目の前いっぱいに広がる花火に「きれい」と、あちこちから歓声が上がった。クライマックスのスターマインでは、次々と夜空に咲く大輪の花に大歓声。この日一番の盛り上がりを見せた。

 飯田市松尾清水から家族3人で訪れた男性(37)は、昨年伊那市から越してきたといい、同祭に足を運ぶのは初めて。「間近で花火を見ることができ楽しかった。特に最後のスターマインは迫力があった」と笑顔。「飯田市はたくさんのお祭りがあるので、これからも楽しみ」と話した。

 飯伊地域では今後、夏祭りが各地で開催され、毎週のように花火が夜空を彩る。

  

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