冨士山稲荷神社で例大祭宵祭開く

文化・芸能

[ 2010年 7月 9日 金曜日 9時13分 ]

 南信州に夏祭りシーズンの到来を告げる冨士山稲荷神社(市原貴美雄宮司)=飯田市浜井町=の例大祭宵祭は、7日に行われた。紅白提灯の風流な明かりが灯るなか800発の花火が夜空を焦がし、境内は傘を片手に見上げる見物客や参拝者でにぎわった。

 かつては崇敬者らが、収穫期を迎えた麦わらを持ち寄って松明(たいまつ)を作り、明かりに集った虫を退治して豊作を祈願したことから「むぎわら祭り」として親しまれる。五穀豊穣をはじめ商売繁盛、家内安全、交通安全などを祈念する祭りとして多くの信仰を集めている。

 午後7時10分の宵打ちに続いて同7時半から本格的に夜打ちの部がスタート。多くのスポンサーの協力を得て、ことしも奉納煙火はスターマインを含め全800発が盛大に放たれた。あいにくの雨模様となったものの、参道は若者や家族連れでにぎわい「わーきれいだね」と歓声が上がった。

 翌8日は例大祭が同社で厳かに執り行われたほか、同拝殿内の舞台で「麦の会」が日本民謡を奉納した。

  

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