初の県知事賞、特選受賞

文化・芸能

[ 2020年 8月 22日 土曜日 14時41分 ]

 6月に群馬県で開かれたNHK学園生涯学習フェスティバル伊香保短歌大会で、飯田市馬場町の柴田康代さん(78)の作品「堰切ると先を争い真っしぐら水は棚田へ『仕事始めだ』」が、群馬県知事賞と古谷智子(「中部短歌」編集委員・選者)選の特選に輝いた。

 大会には短歌2304首の応募があり、4人の選者がそれぞれ特選3首、秀作20首、佳作40首を選んだ。

 柴田さんは、出身地が群馬県であることを縁に毎年参加している。これまで秀作の受賞はあったが、県知事賞、特選は今回が初めて。「自己流で取り組んできたので、まさか県知事賞や特選をいただけるとは思いもしなかった」と驚き、「20年余り続ける作歌の集大成ともいえる大会になった」と喜んだ。

 選者の古谷さんは「棚田の美しい風景に爽やかな水音が響いて気持ちのいい一首。塞き止められて今か今かと出番を待っていた水が、一気に流れ出す勢いがよく伝わる。結句は水を擬人化して効果的」と評した。

 柴田さんの作歌スタイルは「さあ考えよう」と机に向かうのではなく、日常生活の中で自然と頭に歌が浮かぶという。「どういうわけか、五、七、五、七、七のリズムに乗って歌が生まれてくる。自己流で技術がないので、あとは助詞や言葉を少し整えるだけ」と柴田さん。自然体で温かみのある童謡の様な歌は、情景を一瞬でイメージさせ、笑顔を誘う。

 今年1月に開かれた第21回NHK全国短歌大会で秀作を受賞した作品「子どもってうんちが好きだ分身と思うか絵には目を書いており」もその一つ。幼い子どもたちの楽しそうな様子や、身近な同様の場面を想起させる。

 同歌は3人の選者が秀作に選んだ。柴田さんは「『うんち』を題材とした歌の出品に迷いがあったが、同じ短歌を3人に選んでいただき信じられない気持ち。『短歌として認められたのかな』と、日がたつにつれ喜びを感じている」と顔をほころばせた。

◎写真説明:知事賞、特選の受賞を喜ぶ柴田さん

  

関連の注目記事

powered by weblio


  

こちらの記事もどうぞ(広告を含む)

     

最近の記事

左岸側から架橋工事へ

12月4日金曜日15:39

大本山本圀寺の貫主に

12月4日金曜日15:00

3社で最大120人が離職

12月3日木曜日15:55

診療所の医師確保へ前進

12月3日木曜日15:56

「まんまるしぇ」にぎわう

12月2日水曜日15:21

コロナに負けず「子どもに夢を」

12月2日水曜日15:02

伝統の柚餅子継承へ

12月1日火曜日15:21

8万球が冬夜を彩る

12月1日火曜日15:41

創作神楽でコロナばらい

11月30日月曜日16:20

誇れる文化を毎年発信

11月30日月曜日16:09

県内駅の構造物明らかに

11月28日土曜日14:40

災害想定し避難所開設

11月28日土曜日14:10

シトラスリボンに賛同を

11月27日金曜日15:09

全町民対象に検査補助へ

11月27日金曜日15:00

適切な除雪で交通確保

11月26日木曜日16:50








記事の検索はこちらから

















南信州電子版購読



スポンサーリンク

ふるさと納税でもらえる 南信州新聞 ふるさと納税でもらえる 南信州新聞