創造館で「飯伊50人展」19日まで

文化・芸能

[ 2012年 2月 11日 土曜日 13時50分 ]

 飯田下伊那地域ゆかりの作家を中心とした「飯伊50人展」が19日まで、飯田市小伝馬町の県飯田創造館で開かれている。同実行委員会主催。ジャンルや立場などの枠組みにとらわれず、自由に制作した意欲作を展示している。

 キャリアや団体などの立場に関わらず、個人の自由な創造性を発揮した作品を並べようと初めて開催。作品のジャンルも平面・立体に分けたのみ。今回は同展の主旨に賛同した20―80代まで、55人の作家が集まった。

 会場には岩彩、油彩、水彩、版画、ミクストメディア、書、CG、デザイン、彫刻、工芸、現代美術などがずらり。社会問題に対する思いを込めたり自身の課題を探究したもの、机から巨大な木彫の虫が飛び出す遊び心に富んだ彫刻、パッケージデザインに使用された書など、多彩な技法、テーマの作品が並ぶ。

 画家・山本拓也さん(40)=飯田市八幡町=は反原発の思いを込めた平面作品を出品。会場では、東日本大震災被災地での支援活動費を募っている。「(出品者で)初めて会う人がたくさんいて発見があった。上下関係やジャンルの区別なくできるのがいい」

 実行委員の書家・石原獨往さん(49)=同市上郷黒田=は「書にもいろんなものがあるが、それだけだと広がりがない。今回参加してみて、新しい共感や響き合いがあった」とした。

 次回展はまだ未定だが、出品者からは意欲的な声が挙がっている。同展事務局の版画家・今村由男さん(63)=同市上郷黒田=は「次回展の可能性は充分ある。おもしろい人はまだたくさんいる」と話していた。

 入場無料。開場は午前9時から午後5時(最終日は同4時)まで。

  

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